はじめました

少し長い文章を書く練習をするために、ブログを始めました。
FacebookTwitterでさえあまり書けないのに、続くかどうかわかりませんが、とりあえず毎日1記事を目標に、ぼちぼち書いていきます。

ところでスタスタとは昔(95年ごろ)飼っていたハムスターの名前です。
ハムスターの名前として、「ハムハム」は良く聞きますが、「スタスタ」は余り聞きません。
試しに先ほどGoogleで、「ハムスター スタスタ」と検索してみましたが、ハムスターの名前として用いている様子はなさそうです。意外と独自性のあるネーミングが出来ていたことに驚きです。

産総研時代に、ファシリテーション研究会というのがあって色々と人間関係・組織運営のマインドやスキルを勉強しました。おいおいそのことも書いていこうと思うのですが、そこで学んだこととして、「やる気が出ないとき」「いやになってしまったとき」は、「原点に還ると良い」というフレーズが記憶に残っています。


私の原点はどこにあるのだろう、ということを考えるとき、やはり大学生時代というのが楽しかった記憶として残っているのです。それより以前の小学校・中学校・高校はどちらかというと少しあいまいな記憶のような気がします。スタスタというハムスターを飼っていた頃、それは私の原点となる時代の一つなのでしょう。この時代のことも、おいおい書いてみようと思います。

前の職場では2年半務めたのですが、ベンチャー企業ということもあり慢性的に忙しく人数が少ないため責任も大きい職場でした。1年ぐらい前、激務が3か月ぐらい続いた上に研究開発の仕事がうまくいかなかったことがありました。それでどうやら燃え尽きてしまったらしく、不安な気持ちで夜寝られなくなりました。妻に勧められて、会社のOさんに紹介してもらった精神科にかかると、先生は私の経歴を記入したカウンセリングシートを見ながら「素晴らしいじゃない」と、大学時代のことを思い出させるようなことをお話しされて、私は涙が止まらなくなりました。そして、先生の「人は壁にぶつかるんだよ」という言葉で、私は挫折したのだな、と認識したのです。

学生時代の研究室では日本の半導体産業を強くするための半導体プロセスとデバイスを研究するのだという夢を持って、その勢いのまま産総研では分散並行処理のためのハードウェア・ソフトウェア基盤をつくるのだというプライドを持って、マイクロプロセッサ開発のベンチャー企業に飛び込んで一人で何でもできるから何でもやってやるという自信を持って、突き進んできた気持ちを一度方向転換する必要に迫られました。

壁にぶつかった時は、やはり一度原点に返る必要があるのだと思いました。コンピュータやプログラミングが好きで大学の学部は工学部を選んだこと、学部生時代に友達とOSやゲームを徹夜で作ったこと、中学生時代にPC-88のマシン語サウンドドライバやゲームを作って友達に見せて楽しかったこと、小学生5年生のときに図書館で「論理演算の仕組み」についての絵本に出会ったこと。

2011年12月からは宇都宮大学情報工学科で助教をやっています。研究に関しては、自分が貢献できることは何なのかよく考えてテーマを設定していくつもりです。もう3か月になるので、そろそろ決めないといけないのですが。